5月下旬まきのズッキーニに、これまでとは違う実の育ち方が出ています。
ブラックストカは、つぼみが閉じたまま。
その下で、実の部分にあたる子房が長く伸びています。
イエローヤングマンにも、開花を確認できないまま大きくなった実。
オリーブヤングマンは、複数の幼果が花側から細くなり始めました。
3月まきの第1弾では、雌花が開き、人工授粉のあとに実が伸びています。
今回は、花と実の進み方がそろいません。
撮影日:2026年7月25日
目次
7月25日のズッキーニの畝
5月下旬に種をまいた、ズッキーニ3品種。
オリーブヤングマンは、株が大きく広がっています。
イエローとブラックも葉を伸ばし、株元には雌花と幼果が増えました。
ただ、毎日の開花は少なめ。
花が開く前の段階で、実の部分だけが先に伸びているものがあります。

梅雨の間は、雨が多く、日照の少ない日が続きました。
7月20日ごろからは雨が止まり、毎日の猛暑日。
環境が大きく変わった時期と重なっています。
閉じたつぼみのまま伸びるブラックストカ
ブラックストカです。
実の先に残る、緑のつぼみ。
花びらは、まだ開いていません。
その状態で、子房は細長く伸びています。
開花前の雌花に、小さな実の形があることとは違います。
今回の子房は、閉じたつぼみを付けたまま、収穫する実に近い長さまで成長を始めています。
太さもそろいません。
中央が太いもの、先端側が細いものがあります。

イエローヤングマンは花と実の段階が混在
イエローヤングマンです。
株には、開いた花もあります。
その横には、開花を確認できないまま大きくなった実。
花側は乾き始め、実は濃いイエローです。
別の実は細長く、形もそろいません。
同じ株元で、開いた花、閉じたつぼみ、乾いた花が残る実が混在しています。

オリーブヤングマンは幼果がしぼみ始める
オリーブヤングマンには、複数の幼果がまとまっています。
実の形は残っていますが、花側から細くなったものが増えました。
先端は茶色く乾き、その後ろの実も伸びが止まり始めています。
ブラックストカのように、閉じたつぼみを付けたまま伸びる状態とは少し違います。
こちらは、開花後に幼果の成長が止まり、花側からしぼみ始めた可能性があります。

オリーブヤングマンを1本収穫
この日は、オリーブヤングマンを1本収穫しました。
いつの間にか、1本だけ大きく伸びています。
ほかの幼果が止まり始める中、収穫まで進んだ1本です。

花が閉じたまま実が伸びる状態
ズッキーニの雌花には、開花前から子房があります。
今回、異変だと感じたのは、子房があることではありません。
閉じたつぼみを付けたまま、子房だけが長く伸びていることです。
調べた範囲では、ズッキーニで、未成熟な閉じた花が果実に付いたまま残る現象が報告されています。
春から夏の高温条件で発生が増え、品種によって出方にも差がありました。
別の温度試験では、高い夜温の区で、雌花が開かなかった記録もあります。
今回の畑で起きていることが、研究と同じ仕組みかはわかりません。
梅雨の雨と日照不足。
その後の猛暑と乾燥。
大きく変わった環境と重なって出た状態として、ここでは記録します。
今回確認した資料
3月まきの第1弾では出なかった状態
3月まきの第1弾は、5月に花が開き、人工授粉をしています。
ブラックストカは、人工授粉から4日後。
イエローとオリーブは、5日後に初収穫しました。
花が開き、そのあと実が伸びる流れです。
5月下旬まきの第2弾では、花が閉じた状態と、実の成長が同時に進んでいます。
同じ3品種でも、育つ時期が変わり、花と実の進み方に違いが出ました。
次に見るところ
次は、朝の時間に花を確認します。
閉じたつぼみを付けた実には、目印。
同じ実が伸び続けるか、途中でしぼむかを追います。
確認するのは、実の長さ、太さ、硬さ。
花側の色も残します。
しぼんだ実を外すときは、閉じた花の内側も確認します。
第1弾では出なかった、7月の花と実の進み方のずれです。